恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
「僕は、あなたの事を24時間365日そばで見張ってないといけないんですか?
年上なのにどうして僕がいつもいつもこんなに振り回されるんですか?
さらわれかけるし、病院にもいかないし、倒れるほど体調が悪くなっても黙ってるし」
それだけ言うと抱擁を強めた彼。私はその想いがわかってしまうと
それ以上何も言えなくて、ただ彼のなすがままになった。
静かに抱きしめられていると、彼が小刻みに震えているのが分かった。
そして…
しばらくすると彼は、強い抱擁を少し緩めてつぶやいた。
「やってることは子どもみたいなのに…
突然子どもはできるし…」
「みずき君!!!」
私は顔が火照りながら、彼の言葉にそう応えるしかなかった。
「最初は戸惑ったけど…でも嬉しかったんだ」
「みずき君何度も言う…「いいんだ。聞きたくない。それ以上は何にも聞かない。
それをひなさんが告白して僕の前から消えていなくなるんだったら、
どうせ全部話す気がないなら、僕の子でいいんだ」
彼は、珍しく私の言葉を遮ってまくしたてた。
「それでひなさんが手に入るなら僕はそれでいい。
僕は君の弱みに付け込んでいるだけの汚い輩なんだ。
だって現に僕はその子を利用しようとしてるんだから…」
私には、彼の気持ちは理解できない。
年上なのにどうして僕がいつもいつもこんなに振り回されるんですか?
さらわれかけるし、病院にもいかないし、倒れるほど体調が悪くなっても黙ってるし」
それだけ言うと抱擁を強めた彼。私はその想いがわかってしまうと
それ以上何も言えなくて、ただ彼のなすがままになった。
静かに抱きしめられていると、彼が小刻みに震えているのが分かった。
そして…
しばらくすると彼は、強い抱擁を少し緩めてつぶやいた。
「やってることは子どもみたいなのに…
突然子どもはできるし…」
「みずき君!!!」
私は顔が火照りながら、彼の言葉にそう応えるしかなかった。
「最初は戸惑ったけど…でも嬉しかったんだ」
「みずき君何度も言う…「いいんだ。聞きたくない。それ以上は何にも聞かない。
それをひなさんが告白して僕の前から消えていなくなるんだったら、
どうせ全部話す気がないなら、僕の子でいいんだ」
彼は、珍しく私の言葉を遮ってまくしたてた。
「それでひなさんが手に入るなら僕はそれでいい。
僕は君の弱みに付け込んでいるだけの汚い輩なんだ。
だって現に僕はその子を利用しようとしてるんだから…」
私には、彼の気持ちは理解できない。