恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
「今日はいつもと違う所に食事に行きますがいいですか?」

「どこに?」

「○○ホテルです」

「ホテルって…
子連れでも大丈夫なの?」

「今日は部屋を取りました。

それに、優奈ちゃん美奈ちゃんくらい行儀が良ければどこにでも行けますよ」

彼は、涼しい顔でそう言った。しばらく車が走ると、私の自宅に着く。

「ひなさんも制服着替えてきてください。個室なんで、そんなに気を使うことはないですが、

せっかくなんで、お洒落してきてくれませんか?予約は6時にしかしていませんので」

それから、私達4人は彼の車でホテルに向かった。


個室のテーブルに私と美奈。彼と優奈が座る。

「お願いします」

彼がそう声をかけると、私達に一礼して部屋を出ていく。

「みっちゃん。今日はどうして、こんな素敵なところでご飯食べるの?」

「美奈ちゃんが毎日おりこうさんに学校頑張っているから

ご褒美にお誘いしたんだけど嫌だった?」

「私も頑張ってるよ。みっちゃんほめて?」

「そうだよね。優奈ちゃんは、お姉ちゃんとしても頑張ってるもんね」

「ねえ、今日は2人とも学校で何があったの?」

3人は終始和やかに会話をしていた。私はその光景を微笑みながら見つめていた。

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