恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】

夜半の密会パート2

待ち合わせのコンビニにつき、私はあたりをきょろきょろ見回す。

彼の大きな車はすでに駐車場に停まっていた。

私は、ゆっくりと彼の車の方に近づく。


彼は近づく私の顔をじ――っと見つめているように見えた。

助手席の方をのぞきこむとウインドがあいた。


「立ち話もなんなので、よかったら乗ってくれますか?」

一瞬どうしようかと悩む。戸惑って一歩後ずさった私に向かって、

「ここからは移動しませんから…人目がある方が安心でしょ?」


そう言いながら彼は、助手席のドアを中から開ける。

私は目の前にあるレザーのシートに乗り込んで左手でドアを閉めた。





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