恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
これが別れの言葉?

あの時、別れると言った私を手放してはくれなかった。

そして、結局…

あなたが落した地獄。

それなのに今頃になって幸せになれ?ですって?


「あなたはどこまでバカなの?」

「そうだな。ありがとうって言い合いながら別れるなんて…

らしくないよな」


あの人と私は、お互いの本心には直接触れないままだった。

…それでよかった。

私は、女としての自信を取り戻すことができたから…。

お互いに欲しいものを得ていた心地いい時間が

白い紙一枚で突然終わりに向かっていた。
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