恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
自分を卑下していることはわかっていた。
結婚して、子どもが生まれしばらくすると、
そういう関係のなくなる夫婦は山ほどいる。
実際に私もそうだった。
それなのに私はあの人に出会ってしまった。
あの人に触れられて、女としての自分を再び思い出してしまった。
彼が与えてくれる快感が、果たして元旦那やあの人とどう違うのか
それはそうなってみないとわからない。
でも…
そう思いながら私は掌の中の物を、そっと撫ではじめた。
彼の躰が私の胸の中でもがき始める。
私はこれが欲しい。この人が欲しくてたまらない。
手を伸ばせば捕まえられる距離。
こんな私は、彼には不釣り合いなのかもしれないけど…
でも、私は、私以外にはなれない。
目の前にあるものがいつまでも、いつまでも手に入らないなら、
消えた方がましだ。
消えれば諦めてそれ以上欲しくはならない。
こんな生殺しのままもう1週間過ごす。
私にはそんな自信はなかった。
結婚して、子どもが生まれしばらくすると、
そういう関係のなくなる夫婦は山ほどいる。
実際に私もそうだった。
それなのに私はあの人に出会ってしまった。
あの人に触れられて、女としての自分を再び思い出してしまった。
彼が与えてくれる快感が、果たして元旦那やあの人とどう違うのか
それはそうなってみないとわからない。
でも…
そう思いながら私は掌の中の物を、そっと撫ではじめた。
彼の躰が私の胸の中でもがき始める。
私はこれが欲しい。この人が欲しくてたまらない。
手を伸ばせば捕まえられる距離。
こんな私は、彼には不釣り合いなのかもしれないけど…
でも、私は、私以外にはなれない。
目の前にあるものがいつまでも、いつまでも手に入らないなら、
消えた方がましだ。
消えれば諦めてそれ以上欲しくはならない。
こんな生殺しのままもう1週間過ごす。
私にはそんな自信はなかった。