「わかってるってば」
ゆうきのバイトを待っていたらあっという間に朝になってしまって・・・

夜明けの街を2人で歩く

その日は「一緒にアパートまで歩いて帰ろう」ってゆうきが言ってくれた。

「ねぇ・・・ゆうき・・・毎晩大変なんだね。」

「そんなことないよ。気が付くこともたくさんあるしね。」ゆうきは意外と元気で・・・

「いろんな女が来るけど、やっぱ凛さんがいいな~って。」

「えっ?・・・」もう朝方の眠さと酔いが残ってて・・・

「凛が・・・好きだし・・・気持ちはいっつもここにあるから。」

初めてだった・・・ゆうきのそんな言葉に・・・私はもう舞い上がりそう・・・

「本当はまださ、いろいろ不安なんだ・・・」

ここへきてまだそんなことしか言えない私。

「だから・・・大丈夫だって」ゆうきは人目も気にせず抱きしめた。

「えっ。」

早朝の路上でのキス。

一瞬のことすぎて、頭が真っ白になった。

でも・・・信じてみたい。

ゆうきのちからを感じた瞬間。

「ずっとついていきたい」

年上女も少しは素直に甘えてもいいかな。

「ねぇ・・・今日は・・・」なかなかストレートに言えなかったけど

私たちはアパートに帰るなりたくさん求め合った。

久々に感じるゆうきの愛情

気持ち良さと

心地よさと

女として満たされてる


「好きだよ・・・」

私も、もっとゆうきに言ってあげなきゃね。

ゆうきの寝顔はスヤスヤと、私はそっと頬を寄せた。








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