「わかってるってば」
「ねぇ・・・」

「また・・・来れるかな・・・いつか・・・」

私は何気なく聞いてみただけなんだけど・・・

「凛・・・僕は大阪に行くんだ・・・」

「え?・・・」私は言葉を失った。

「そうなんだ」えーーーっと・・・

ここはどう返すのがいいのか?

年上の私は、どう対応したらいいの?

私は、失神寸前

その時だった。

「でも・・・ 結婚しよ」

ゆうきからだった。

「大阪から帰ったら、結婚しよう・・・」

これは、夢なのか・・・

私は、そっと瞳を閉じた。

「これはプロポーズ?」もう現実が直視できない・・・。

もちろん、嬉しいよ。ゆうき・・・

「いいの?・・・ホントに・・・」

「うん。」

「結婚しよ。」

波打つ海岸で、私たちは最高の一日の終わりを迎えている。

私は、「恋愛してんだー。」ってふと思う。

そして、まさかね。

嬉しいけど・・・

「本気なの?ゆうき」




そして帰国後まもなく

ゆうきは大阪へ経って行った。


ゆうきとの時間が日に日に色あせていくのは

なんだかせつない・・・。



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