不良の菅原くんについて。


「…………………」

「…………………」



ン?

何だって?


「だから、お前俺と付き合え」

「………は?」


今、私に告白(?)をしてくれているのは。

例の彼、菅原くん。


相変わらずサラサラな黒髪が、風に煽られ揺らめいている。

揺らめく髪の間、耳たぶのピアスが日光を反射して輝いている。

鋭い双ぼうは、真っ直ぐに私を射抜いていた。



いつも遠目に覗き見していた気になる彼が、
今私の目の前にいる。

そして、何故かスゲー高慢ちきな告白をされている。


………何故こうなっている?



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