そう、いつものこと(短編)
もう、君はいない

見えなくなった…

俺は、近くのベンチに座って渡すはずだったネックレスを捨てようとポケットから取り出した

きれいに包装されたネックレス…

「ハハッ…ネックレスなんて買っちゃって…俺…バカみたいじゃないか…」

本当にバカみたい
彼女に好きな人がいるなんとこと…
気付いてたのに…

…アレ?
なんだろう?

ネックレスがぼやけてる…?

ズボン越しに足に冷たい…
雨みたいな感じのが…そっか…涙か…

俺…泣いてるんだ…
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