桜色ノ恋謌
■新世界へ
夜も遅くにマンションに帰ると、まず恭哉に相談の電話をしようとして、思い止まった。
……今日はバイトだから、電話には出られないって言われてるんだった。
メールでもいいかな?と、携帯を取り出しメールを打つ。
かなり長い時間送るか送らないかで悩んだ末に、ようやく送信。
恭哉には、桜小路さんとその取り巻き達が学校で私にしたことも全部話しているし、今までにも色んな相談をしてきたし。
……もしかしたら『そんな仕事、受けるなよ』って言ってくれるだろうか?
今になって、この仕事を引き受けたくないんだと、ようやく自覚した。
桜小路さんとの軋轢ももちろんだし、大御所の役者さんやアイドルグループ達に対してのプレッシャーもある。
いつもだったら自分が経験していない事でも積極的に『やろう!』と思うんだけど、今回ばかりはそうも軽々しくは言えない。
……今日はバイトだから、電話には出られないって言われてるんだった。
メールでもいいかな?と、携帯を取り出しメールを打つ。
かなり長い時間送るか送らないかで悩んだ末に、ようやく送信。
恭哉には、桜小路さんとその取り巻き達が学校で私にしたことも全部話しているし、今までにも色んな相談をしてきたし。
……もしかしたら『そんな仕事、受けるなよ』って言ってくれるだろうか?
今になって、この仕事を引き受けたくないんだと、ようやく自覚した。
桜小路さんとの軋轢ももちろんだし、大御所の役者さんやアイドルグループ達に対してのプレッシャーもある。
いつもだったら自分が経験していない事でも積極的に『やろう!』と思うんだけど、今回ばかりはそうも軽々しくは言えない。