桜色ノ恋謌
「いつまでもくよくよしてたって意味なくない?」
「……生まれた時からいつも一緒にいたんだもん。失恋のショックは大きいよ」
昼休み、机に顔を埋めて落ち込んでるあたしに、友人の茉莉(まつり)が声をかけてきた。
「咲絢(さあや)なら、その気になったら他にも男は寄ってくるでしょ !? うじうじ悩むの止めてよー」
だって14年間想い続けて失恋とか笑えないよ。
「……なに、さーや失恋したの?」
「うぅ…。絵夢ぅぅ!」
Cカップはある絵夢(えむ)の胸に顔を埋めたら窒息しそうになった。
茉莉も絵夢も大事な友人たち。
だから、こうして悩みごとも打ち明けられる。
「じゃさ、失恋には新しい恋を……ってのは王道すぎじゃん?」
「何企んでんの、絵夢」
失恋ボケでぽやんとするあたしに代わって茉莉が絵夢の胸を小突いた。
「……生まれた時からいつも一緒にいたんだもん。失恋のショックは大きいよ」
昼休み、机に顔を埋めて落ち込んでるあたしに、友人の茉莉(まつり)が声をかけてきた。
「咲絢(さあや)なら、その気になったら他にも男は寄ってくるでしょ !? うじうじ悩むの止めてよー」
だって14年間想い続けて失恋とか笑えないよ。
「……なに、さーや失恋したの?」
「うぅ…。絵夢ぅぅ!」
Cカップはある絵夢(えむ)の胸に顔を埋めたら窒息しそうになった。
茉莉も絵夢も大事な友人たち。
だから、こうして悩みごとも打ち明けられる。
「じゃさ、失恋には新しい恋を……ってのは王道すぎじゃん?」
「何企んでんの、絵夢」
失恋ボケでぽやんとするあたしに代わって茉莉が絵夢の胸を小突いた。