桜色ノ恋謌
interval
■楽しいご褒美
あたしが載った初めての《Shelly 》の発売日、お父さんはわざわざ早めに家に帰ってきて自分で買ってきたShelly を居間で読み出した。
お母さんも一冊本屋さんで買ってきてたし、和生までもがゲームソフトを売ってShelly を買ってきてくれてたことには感激した。
愛されてるじゃん、あたし。
そして気になるみんなの反応はと言ったらね?
「咲絢にはこの色が似合うわねぇ。この服を決めたのは編集さん?スタイリストさん?」
と、童話作家の職業病むき出しのお母さん。
「咲絢は何着ても可愛いんだよ」
と、デレデレでキモいお父さん。
「……つまんね」
と、なぜか拗ねてる和生。
でも、みんな反応は違うけど、あたしの初仕事を喜んでくれてるのは間違いないみたい。
なんかちょっとこそばゆい。
学校に行ってもクラスメイト達が色んな意見を出してくれた。
たとえばあたしのカメラ写りがいい角度とか目線の向け方とか。
今後の参考にさせてもらうことにして、クラスのみんなにはお礼を言った。
そして仕事はまだまだ今日も続く。
放課後、鳥羽さんの車の後部座席にどかりと飛び乗ると、鳥羽さんから今日のスケジュールが渡された。
お母さんも一冊本屋さんで買ってきてたし、和生までもがゲームソフトを売ってShelly を買ってきてくれてたことには感激した。
愛されてるじゃん、あたし。
そして気になるみんなの反応はと言ったらね?
「咲絢にはこの色が似合うわねぇ。この服を決めたのは編集さん?スタイリストさん?」
と、童話作家の職業病むき出しのお母さん。
「咲絢は何着ても可愛いんだよ」
と、デレデレでキモいお父さん。
「……つまんね」
と、なぜか拗ねてる和生。
でも、みんな反応は違うけど、あたしの初仕事を喜んでくれてるのは間違いないみたい。
なんかちょっとこそばゆい。
学校に行ってもクラスメイト達が色んな意見を出してくれた。
たとえばあたしのカメラ写りがいい角度とか目線の向け方とか。
今後の参考にさせてもらうことにして、クラスのみんなにはお礼を言った。
そして仕事はまだまだ今日も続く。
放課後、鳥羽さんの車の後部座席にどかりと飛び乗ると、鳥羽さんから今日のスケジュールが渡された。