桜色ノ恋謌
■驚きと戸惑い
一番先にお迎えが来たのは、やっぱり公佳ちゃんのママだった。
というより、カラオケボックスの建物の前で、果たしてどのくらい前かは分からないけどずっと待っていたらしくて。
どんだけ愛されてるんだろ?
でも、公佳ちゃんが言う通り、確かにこれじゃ窮屈にも思えるかな。
月島くん達のマネージャーさんと高橋さんが着いたのは、ほぼ同時だった。
まだテンションが下がっていないらしい大地くん達に手を振って、高橋さんの車に乗った。
高橋さんは、「楽しかった?」と珍しく目尻を下げて私を見てる。
「おかげさまで。楽しかったです」
にこりと微笑んで、高橋さんに応えた。
だけど、さっきはみんながいたから顔にも言葉にも出せなかったけど。
……誰かに、一刻も早く事実を聞き出したくて。
というより、カラオケボックスの建物の前で、果たしてどのくらい前かは分からないけどずっと待っていたらしくて。
どんだけ愛されてるんだろ?
でも、公佳ちゃんが言う通り、確かにこれじゃ窮屈にも思えるかな。
月島くん達のマネージャーさんと高橋さんが着いたのは、ほぼ同時だった。
まだテンションが下がっていないらしい大地くん達に手を振って、高橋さんの車に乗った。
高橋さんは、「楽しかった?」と珍しく目尻を下げて私を見てる。
「おかげさまで。楽しかったです」
にこりと微笑んで、高橋さんに応えた。
だけど、さっきはみんながいたから顔にも言葉にも出せなかったけど。
……誰かに、一刻も早く事実を聞き出したくて。