桜色ノ恋謌
「ツイッターやブログには今日の詳しい仕事の内容はあげるなよ」
「はーい、了解。おつでした」
「お疲れ様。ゆっくり休めよ」
鳥羽さんはあたしを家まで送ると、今日最後の仕事の指示を出して去っていった。
そうそう。あたしの仕事はまだ終わらないんだよね。
雑誌のモデルだからそれなりに知名度もあるのか、ツイッターのフォロワーさんの数も4ケタはいるしブログの閲覧者数もそれなりにある。
ネットでのファンサービスも、あたしの仕事のうちなんだ。
家に入りお父さんやお母さんにただいまを言いながら、パソコンを起動させる。
起動待ちの間に携帯でツイッターに軽く
―――――――――――――――――――――
ようやく仕事終わった。今日の撮影は楽しかったおっおっおっ
(^ω^≡^ω^)
―――――――――――――――――――――
なんて書き込んでみたり。
フォロワーさんからのリプを全部見終わってから、パソコンに向かって今日の仕事の反省点とか当たり障りがない内容を書き込んだ。
そして、今日ブログに寄せられたファンからのコメントに目を通す。
「……あ、今日も来てる……」
一番最初に寄せられたコメント。
[bro.]というハンドルネームで、あたしがこのブログを初めてから毎日コメントをくれる人。
『おはよう。今日も一日頑張れよ』
コメントの内容はいつも一緒。
でもたまに『夏風邪ひくなよ』とか『季節の変わり目だから体調管理はしっかりな』とか、温かい言葉をかけてくれる。
今ではこのコメントが、仕事疲れの癒しになっていた。
「はーい、了解。おつでした」
「お疲れ様。ゆっくり休めよ」
鳥羽さんはあたしを家まで送ると、今日最後の仕事の指示を出して去っていった。
そうそう。あたしの仕事はまだ終わらないんだよね。
雑誌のモデルだからそれなりに知名度もあるのか、ツイッターのフォロワーさんの数も4ケタはいるしブログの閲覧者数もそれなりにある。
ネットでのファンサービスも、あたしの仕事のうちなんだ。
家に入りお父さんやお母さんにただいまを言いながら、パソコンを起動させる。
起動待ちの間に携帯でツイッターに軽く
―――――――――――――――――――――
ようやく仕事終わった。今日の撮影は楽しかったおっおっおっ
(^ω^≡^ω^)
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なんて書き込んでみたり。
フォロワーさんからのリプを全部見終わってから、パソコンに向かって今日の仕事の反省点とか当たり障りがない内容を書き込んだ。
そして、今日ブログに寄せられたファンからのコメントに目を通す。
「……あ、今日も来てる……」
一番最初に寄せられたコメント。
[bro.]というハンドルネームで、あたしがこのブログを初めてから毎日コメントをくれる人。
『おはよう。今日も一日頑張れよ』
コメントの内容はいつも一緒。
でもたまに『夏風邪ひくなよ』とか『季節の変わり目だから体調管理はしっかりな』とか、温かい言葉をかけてくれる。
今ではこのコメントが、仕事疲れの癒しになっていた。