桜色ノ恋謌
淡々とパーク内を歩いてナビを消化したら、特に撮り直すこともなく撮影は終了した。
少し歩き疲れたので、私と與羽さんはオープンテラスのカフェで一休憩することにして、一先ず席に座る。
さて何を注文しようか…とメニューを見て悩んでいたら、鳥羽さんがトレイを手にテーブルの横に来た。
「チュロスと……與羽さんにはコーヒーでいいですか?咲絢には、抹茶ドリンク」
鳥羽さんが差し出したトレイの中には二人分のチュロスとドリンクが。
「……意外。またココアでも持ってきたかと思った……」
気がつけばそんな言葉がぽろり。
無意識に口から漏れていた。
昔とは違うのに。
何を期待してそんなねだるような言葉を言ったのかは、自分でもよく分かんない。
期待……。
私は鳥羽さんに何を期待しているんだろう?
少し歩き疲れたので、私と與羽さんはオープンテラスのカフェで一休憩することにして、一先ず席に座る。
さて何を注文しようか…とメニューを見て悩んでいたら、鳥羽さんがトレイを手にテーブルの横に来た。
「チュロスと……與羽さんにはコーヒーでいいですか?咲絢には、抹茶ドリンク」
鳥羽さんが差し出したトレイの中には二人分のチュロスとドリンクが。
「……意外。またココアでも持ってきたかと思った……」
気がつけばそんな言葉がぽろり。
無意識に口から漏れていた。
昔とは違うのに。
何を期待してそんなねだるような言葉を言ったのかは、自分でもよく分かんない。
期待……。
私は鳥羽さんに何を期待しているんだろう?