桜色ノ恋謌
「じゃぁ、二人でパソコンを弄るシーン。なるべくくっついてね」
監督の指示に従い、くっつきたくもない月島君の肩越しにパソコンのモニターを覗き込むところから…スタート。
『あんた、こんな本持ち歩いてんの?』
スタッフお手製のエロ本を振りかざしながら、やや蔑みの視線を送る“私”が言う。
『男だったらフツーに持ってんの!つか、そっち早くスキャンしろよ』
モニターから目を離さず、マウスで写真を切り貼りする“彼”。
『えー?やり方わかんない。このボタン押せばいいの?』
『おっけ。それでいい。キタキタ。あの教師の顔を、このAV男優の顔と摩り替えて…』
『こんなの作って、どこに流すの?』
『大型掲示板とか、教育関係のサイトにメールとか?』
『それってヤバくね?うちらの仕業だってバレんじゃね?』
『ばーか、だから捨てアカウント作ったんだろ』
人を貶める悪戯をしているのに、嬉々とした表情で、という支持には辟易する。多分、月島君絡みで自分が同じようなことをさらたから、こういう行動には嫌悪感があるんだろうな、とは思うんだ。
それでも私は女優なわけで。
やり遂げましたとも、月島君との濃い撮影時間は、わりとあっさりOKをもらいました。
今日は、これ以降は私の出番はなし。
あとは月島君大地君、それから公佳ちゃんがコラ画に続く第二の嫌がらせを練るところの撮影が入る。
私はもうあがっていいよ、とは言われたけど、気になるからみんなの撮影も観ていこう。
監督の指示に従い、くっつきたくもない月島君の肩越しにパソコンのモニターを覗き込むところから…スタート。
『あんた、こんな本持ち歩いてんの?』
スタッフお手製のエロ本を振りかざしながら、やや蔑みの視線を送る“私”が言う。
『男だったらフツーに持ってんの!つか、そっち早くスキャンしろよ』
モニターから目を離さず、マウスで写真を切り貼りする“彼”。
『えー?やり方わかんない。このボタン押せばいいの?』
『おっけ。それでいい。キタキタ。あの教師の顔を、このAV男優の顔と摩り替えて…』
『こんなの作って、どこに流すの?』
『大型掲示板とか、教育関係のサイトにメールとか?』
『それってヤバくね?うちらの仕業だってバレんじゃね?』
『ばーか、だから捨てアカウント作ったんだろ』
人を貶める悪戯をしているのに、嬉々とした表情で、という支持には辟易する。多分、月島君絡みで自分が同じようなことをさらたから、こういう行動には嫌悪感があるんだろうな、とは思うんだ。
それでも私は女優なわけで。
やり遂げましたとも、月島君との濃い撮影時間は、わりとあっさりOKをもらいました。
今日は、これ以降は私の出番はなし。
あとは月島君大地君、それから公佳ちゃんがコラ画に続く第二の嫌がらせを練るところの撮影が入る。
私はもうあがっていいよ、とは言われたけど、気になるからみんなの撮影も観ていこう。