桜色ノ恋謌
「…めんどくさ。鳥羽さん、そこら辺にいますよね?ロケの邪魔になるんで、陽菜乃ちゃんをどうにかしてもらえますか?彼女、鳥羽さんじゃないとダメみたいだし」
公佳ちゃんや月島くんたちに、こんなところ見せて、恥ずかしいったらありゃしない。
自分本位のスキャンダルなら他人を巻き込まないでほしいって、常々思っているんですけどね。
呆れた私の顔を見てか、スタッフさん達が慌てて鳥羽さんを捜しに行く。
落ち目とはいえ、陽菜乃ちゃんだって芸能界ではそこそこ有名な部類に入る。最近はお騒がせ女優として、専らスキャンダル誌を騒がせる方が多いのだけれど。
スタッフさんに案内されて、鳥羽さんがやってきた。
今なおぎゃぁぎゃぁ喚く陽菜乃ちゃんの傍らに近付き、ごく至近距離で何やら囁く。陽菜乃ちゃんの耳元に顔を近づける。
何でだろうね。
そんな二人の様子を見ても、私は何にも心動かないんだ。
『ああ、もう、どうぞご勝手に』
そんな無関心。
つまり、あの二人が今後寄り添おうが何しようが、私には関係ないんじゃない?
そう、あの二人が付き合おうが何しようが、私には関係ない。
公佳ちゃんや月島くんたちに、こんなところ見せて、恥ずかしいったらありゃしない。
自分本位のスキャンダルなら他人を巻き込まないでほしいって、常々思っているんですけどね。
呆れた私の顔を見てか、スタッフさん達が慌てて鳥羽さんを捜しに行く。
落ち目とはいえ、陽菜乃ちゃんだって芸能界ではそこそこ有名な部類に入る。最近はお騒がせ女優として、専らスキャンダル誌を騒がせる方が多いのだけれど。
スタッフさんに案内されて、鳥羽さんがやってきた。
今なおぎゃぁぎゃぁ喚く陽菜乃ちゃんの傍らに近付き、ごく至近距離で何やら囁く。陽菜乃ちゃんの耳元に顔を近づける。
何でだろうね。
そんな二人の様子を見ても、私は何にも心動かないんだ。
『ああ、もう、どうぞご勝手に』
そんな無関心。
つまり、あの二人が今後寄り添おうが何しようが、私には関係ないんじゃない?
そう、あの二人が付き合おうが何しようが、私には関係ない。