桜色ノ恋謌
助手席で私のお気に入りの曲を2曲ほど聴き終わるころ、恭哉のマンションに着いた。
もうすでに、ここのコンシェルジュとも顔見知りの仲だったりする。
恭哉の後に着いて、オートロックのセキュリティを通り、エレベーターに乗った。
それから後は、二人きりの甘い時間。
鳥羽さんと陽菜乃ちゃんのことも、もう私を迷わせることはない。
今の私は、女優の如月咲絢でもない、社長の梶恭哉でもない、ただの幼馴染でお互いを良く知る二人だけの、秘密の時間に飲まれていくだけ…―――。
もうすでに、ここのコンシェルジュとも顔見知りの仲だったりする。
恭哉の後に着いて、オートロックのセキュリティを通り、エレベーターに乗った。
それから後は、二人きりの甘い時間。
鳥羽さんと陽菜乃ちゃんのことも、もう私を迷わせることはない。
今の私は、女優の如月咲絢でもない、社長の梶恭哉でもない、ただの幼馴染でお互いを良く知る二人だけの、秘密の時間に飲まれていくだけ…―――。