桜色ノ恋謌
デビューから毎日更新していたあたしのブログ。
仕事が終わって家に戻ると、いつものようにパソコンを開いてブログに繋いだ。
異常なほどのアクセス数。
嫌な予感を覚えて受信ボックスを開く。
[翔大に触んな!どブス!]
[咲絢ちゃんのこと好きだったのに、翔大くんとのキスシーンの話を聞いてムカつきました。もう応援したくありません]
[月島君が可哀想]
[黙ってモデルだけやってろよ。つーか邪魔。翔大とキスとかしてんじゃねぇよks!]
月島くんのファンからの中傷メッセージが次々と届いていた。
あたしが見ている間にもメッセージはひっきりなしに受信されている。
まだあのシーンは放送されてないはずなのに、どこからか聞きつけたか見たかしたんだろう。
あれだって不本意だったのに。
ブログに掲示板を置いていなくて良かった。
掲示板なんか置いてたら、あっという間に荒らされてただろうから。
……これは高橋さんに言ってもいいよね。だってあたしじゃどうにもできない。
あたしは震えながら高橋さんに電話をかけた。
「……あの、高橋さん……」
「ブログ見たわ。今、メッセージを全部削除させてる。あなたは読まなくていいから、今日はもう休みなさい」
「でも」
もしかしたら、あたしのファンからの応援のメッセージもあるかも知れないのに。
………全部、削除……。
「中傷がこんなにあるんだもの。全部削除した方がいいの。分かった?」
「……はい」
結局学校での話もできないまま電話を切った。
学校でのイジメも、月島くんとのあのシーンに関係あるのかな……?
仕事が終わって家に戻ると、いつものようにパソコンを開いてブログに繋いだ。
異常なほどのアクセス数。
嫌な予感を覚えて受信ボックスを開く。
[翔大に触んな!どブス!]
[咲絢ちゃんのこと好きだったのに、翔大くんとのキスシーンの話を聞いてムカつきました。もう応援したくありません]
[月島君が可哀想]
[黙ってモデルだけやってろよ。つーか邪魔。翔大とキスとかしてんじゃねぇよks!]
月島くんのファンからの中傷メッセージが次々と届いていた。
あたしが見ている間にもメッセージはひっきりなしに受信されている。
まだあのシーンは放送されてないはずなのに、どこからか聞きつけたか見たかしたんだろう。
あれだって不本意だったのに。
ブログに掲示板を置いていなくて良かった。
掲示板なんか置いてたら、あっという間に荒らされてただろうから。
……これは高橋さんに言ってもいいよね。だってあたしじゃどうにもできない。
あたしは震えながら高橋さんに電話をかけた。
「……あの、高橋さん……」
「ブログ見たわ。今、メッセージを全部削除させてる。あなたは読まなくていいから、今日はもう休みなさい」
「でも」
もしかしたら、あたしのファンからの応援のメッセージもあるかも知れないのに。
………全部、削除……。
「中傷がこんなにあるんだもの。全部削除した方がいいの。分かった?」
「……はい」
結局学校での話もできないまま電話を切った。
学校でのイジメも、月島くんとのあのシーンに関係あるのかな……?