夕焼け空の下で




心の中で謝る。









(夕夜…ごめん。)












頭の中の言葉をかき消す。









風香の方へ目をやる。







風香もこっちを見ていた。








恐怖が浮かぶ風香の瞳。







安心させるため優しく笑いかけた。










(大丈夫だよ、風香。
私が……)













私が…守るから。








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