夕焼け空の下で




―本当は…誰も傷つけたくない。










本当は…誰かとケンカするたびに、
誰かを殴るたびに…





傷ついてきた。




痛みを感じてきた。











でも…やめられなくて。



やめたいのに。





誰も…傷つけたくないのに…。







自分の身を守る為には、それしかなくて…。



殴るしかなくて…。












誰かを殴るたびに






心が壊れそうになる…。














そう、話したことを思いだす。







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