夕焼け空の下で




「…とりあえず保健室行きたいな…。」









肋骨がギリギリと痛む。








「やばいー。これは折れてる…。」








思い出した途端、激痛が襲った。








「えっ!?…お…折れた…?ごめんね…本当にごめんね…」








泣き出しそうになる風香。







とりあえず触って確認すると、かなり腫れていた。







でも運よく肋骨に直撃はしていなかった。






だけどヒビは入ってるだろう。











「んー。大丈夫、これぐらい!でも体中いてー」








力が抜けたからか、疲労感が全身を襲う。








体中あちこち痛い。









でも辛いふりをすると風香の顔が曇るので、
普通を装う。








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