夕焼け空の下で




驚いてる私にもう一度いう。









「だーかーらー!我慢してんじゃねーって言ってんだよ!
泣きたい時は泣け!」











その言葉に
涙は止まらなかった。











泣きじゃくる私に戸惑う亮平。







泣けって言ったの亮平なのに…。







「あ、あのなぁ…男だって、泣きたくなる時ぐらいあるんだよ!」









いつもの調子で言ってくる。







相変わらず、減らず口だ。









「うざ…。まぁ亮平は昔からよく泣いてたもんね…。」







「うるせー!高2にもなって泣いてるお前に言われたくないわ!」










2人して言い合ってから笑う。








少し元気がでる。









こういう、ちゃんと優しい亮平も知っている。







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