(仮)双子の闇
はぁ~…
「てか、蓮と俺の担任は?」
「あぁ、それならもうすぐ来ると思うぞ♪」
笑顔だね…
コンコン…
「は~い☆」
礼儀正しくドアを叩いてくれたのに、とても軽い返事をする響。
何となく、一発殴ってやりたくなる。
ガチャ…
そして、ドアを開けて入ってきた人物は…
あれ?
もしかして…
ちらっと蓮を見ると蓮もこっちを見ていた。
「なぁ、あんた真冬ーマフユーだよな?」
少し、疑問を残しながらあたしは聞いてみた。
「ああ゛? 誰だ、てめぇら。 俺を呼び捨てったぁいい度胸してんなぁ!!」
あたしのこと聞かされてない感じ?
じゃあ、少しからかってやるか
「ふ~ん、俺らが分かんねぇんだ」
「分かるわけねぇだろ。 初対面なんだし」
不機嫌丸出し…
「初対面ね……」
「(千夜のやつからかってるな)」
蓮にはあたしの行動の意味が分かったみたい。
でも、響はなぜかオロオロしてる。