(仮)双子の闇


「もう一度だけ、聞く。 俺らのこと誰か分かんねぇか?」


「だから、分かるわけねぇだろ! お前、いい加減にしろよ?」


へ~、いい度胸してる


「俺らのこと、分かんねぇ~んだ…。 いっぺん逝く?」


ほんの少~しだけ、殺気を出した。


そしたら、露骨にビクッ!って跳ねた。


「(この殺気…)もしかして…、千夜と蓮か?」


「やっとか…。 響なんて、会った瞬間に抱きついてきたのに」


そうそう、あれは痛かったな…


って、そういえば…


「時間、大丈夫なの?」





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