(仮)双子の闇


「簡単な話、“何処の族にも所属してないから”です」


どーゆうこと?


「意味が分からない」


「僕が説明するよ~♪


この学校はね、4つの族がいるの。

一つ目、【青龍-セイリュウ-】
二つ目、【白虎-ビャッコ-】
三つ目、【玄武-ゲンブ-】
最後に、【朱雀-スザク-】

その一つが、僕ら5人が所属している青龍!」


へ~


「それで、ここに通ってる全生徒は絶対どこかの族に所属してるの! だから、ちー君とれん君には青龍には入ってほしいの!」


へ~…まぁ


「入らないけど」


今までも何回も誘われてるけど、入ったことないし。


というか、ヤバイな。


「何で~?」


「族…ぃやだ」


蓮…


「ん? なんて?」


あたし達と、さっきから質問している水沢は少し距離があるため、蓮の声が届いてないことが幸いだ。


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