(仮)双子の闇


「こっちからしてみれば、分かんないだろ? もしかしたら、グルになってるかもしれない」


何だ、コイツ…。


「ましては、兄弟だ。 裏で何を考えてるか分からない」


何かを言葉にする度に目が闇に染まっていく。


「おい」


「仲良くなって、裏切られるかもしれないだろ?」


「おい!」


「“アイツら”みたいに「おい!!!」」


あたしは海斗の肩をガシッと掴んで、


「それは“俺ら”が聞いてもいい話なのか…?」




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