(仮)双子の闇
……
「「…は?」」
「あら、流石双子ね♪」
いや、母さんそんなこと言ってる場合じゃないよ。
「竜尾って男子校の…?」
「そうよ♪」
いや、そんなルンルンで言われても…
「千夜は?」
「え~、もちろん男装するに決まってるでしょ?」
決まってるって…。
「…分かった。」
「いいの?」
「うん、母さん折れないから」
「なら、俺もいいよ」
学校に行くのはいいけど、男装は面倒くさい…。
「そういえば、今日からって言わなかった?」
「行ったわよ~!」
「遅刻…」
「大丈夫よ!あそこの理事長はあたしと蓮弥、そしてなんと、あんた達とも知り合いなんだから~」
……すっごいニコニコ。
「大丈夫ならいいよ。制服は?」
「リビングの向かいの部屋に蓮、その右隣の部屋に千夜のを置いてあるわ!」
「千夜、行こ」
「うん」