恋愛部☆番長組


 
 密君、また格好よくなってる...?
 


 そう見えたのは町を歩くたびに、キラ

 キラ光るイルミネーションが密君を照

 らすように見えたから。




「ん?何だ?」



「ううん!なんでもない....」




 そっか...

 こんなに格好いいなら、女の子が寄って

 くるのも当然だよね...。




 イルミネーションが光る街中を、私達は

 手をつないで歩く。



 

 綺麗な夜の街中を――――....





「...お前に話したいことがある」



「な、なんの話??」




「――――もうすぐ、卒業だな」




 ドクンッ―――



 やだ。そんなこと...

 

 言わないで――――......。



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