恋愛部☆番長組




「ただいま~...えっっ?!」


「お、やっと帰ってきたか。おかえり」



 
 しゃこしゃこしゃこ、と小さいフォー
 
 くをりんごにさして食べている密が、

 そこにいた。




「な、なんで家にいるのぉっっ?!///」



「だってお前。すれ違ってばっかで中々
 あえないから俺がきてやったんだろ?」



「こ、こっちのセリフだよっっ!」




 両親はにんまりと微笑んでいるのに

 はっと気づいて「へ、部屋に来てッ!」

 と自分から密を連れ出す。




 ガチャっ――――




「び、びっくりした~...けどなんで
 今まで私に連絡くれなかったのっ?
 携帯があるんだから電話してくれたら
 よかったのにっ!」




「あ?うっせぇな。そんなことどうでも
 いいだろ?」



 形勢逆転。私が怒っていたのに私の

 方が壁になって密の顔がどんどん

 近づいてくる。

 


 えっ!?///な、なに―――――




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