恋愛部☆番長組
う、嘘―――...
密君も寂しかったんだっっ――...
なんか、
嬉しいな...///
恥ずかしそうに下を向いている私を
離すと密は窓のほうへ歩いていく。
「......................千春。
俺は仕事の用事でここを出る。3月には
もう俺はいないからな。もうお前と会う
ことはないけど、俺の彼女としての1年
間...楽しかったぜ」
窓からみえる景色を見ながら淡々と言う。
嘘――...
なんで...??
そんなこと、
私に一度も話してくれなかった―――...
「俺の彼女になれたんだ。そんだけでも
ありがたいと思え。...じゃ、これで、
俺とのお別れだ」
何で―――――....
キスされた額が熱い。
今、私の目の前で優しそうに笑っている
密君を見るだけで胸が苦しい――...
やだ...まって、閉じないでっっ!!
まだ、まだ密君に言いたいことが――っ!