恋愛部☆番長組
密君だ...。
本物の、密君だっっ!!
「い、行かないでっっ!!」
そう必死で言いながら密の服を掴んで
た。密はキョトンとした様子でなぜか
くくくっと笑い出す。
「...俺に指図すんな。厚かましいぞ」
「そ、それでもいいっ!!だって....私、
密君の事が好きだからっっ!!!」
下を向いて拳を握り締めて目を閉じる。
自分の心臓が今、どれほどドキドキ言っ
ていることだろうか。
は、早く答えて―――....
「フッ。やっと言ったな」
そう言って――――
「はじめっからそう素直に言えばいい
んだよ」
私の頬にすっとてを触れて―――
キスをした。