恋愛部☆番長組
ピンポーんっ♪
んんっ...誰?こんな時間に...。
お母さん、じゃないよね。
ピンポンしないもん。
「まだ眠たいし、寝よ...」
「千春ちゃ~ん!起きてよ~!」
...ん?誰????
なんだか聞き覚えのある声で、はたと
目が覚めた。
この声は―――
玄関からドンドンドンっと叩く音も
聞こえてくる。
私はあくびをしながら「どちらさま
ですか~?」と玄関のドアを開けた。
ガチャっ―――
「あ、千春ちゃん!おっはよ~♪...
――ってわぁぁっ!!」
思った通り大地だった。
顔を赤くしながら両手で顔を隠している。
「?どうしたの?」
まだ少し寝ぼけている私に問いただす
ように。