恋愛部☆番長組




 ....大地君、やっぱり可愛い、よね?

 昨日のはなんだったんだろ??

 ―――...わかんないな。




「それにしても、どうして今日温泉に
 行くことになったの??」



 とりあえず立花に聞いてみた。

 すると「フッ」と鼻で笑われたら次に
 
 立花のイスがキュイイーンと音をたて

 ながら私のほうを向く。


 
 え、ええええええっ!?

 なにこのバスっ?!




「それはな...俺が行きたかったからだ!」




 もう突っ込みどころ満載だよ...。

 立花君って不思議な人だよね...。



 すると今度は立花の隣に座っていた天野
 
 のイスも、キュイイーンと音をたてなが

 ら立花と同じように私のほうを向いた。




「まあまあ、それはいいとして。温泉は
 みんなが行きたがってたし、密ってほら、
 意外とお金持ちだから♪」



 そ、そこは微笑むところなんだ...。

 けど立花君ってお金持ちなのか。

 それは知らなかったなぁ。




「立花様。もうすぐ立花島につきますよ」



 だ、だから...もういいや。

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