恋愛部☆番長組
「な、なんでもない!それっ!」
「ぶっ―――....おまっ!!」
藤村にも水鉄砲すると、追いかけられて
「きゃ~!!」と逃げ回った。
ばちっと天野と偶然目が合うと、思わず
逸らしてしまう。
あれ?
...なんで??
「そろそろ上がろっかな♪じゃ、おっ先~!」
ガラガラッとドアを閉めてふうっとため息
をついた後、僕は着替えに向かった。
なんだろ。
今さっきから
天野君が見れないや...。
旅館に借りた服に着替えながら、ぼーっ
と考える。
みんなより先に風呂から上がって先に
表に出ると、千春ちゃんがいた。
―――――....ああ、そっか。