恋愛部☆番長組




 今さっき、天野君たちと行ったはす
 じゃ...。


「あ、うん。どうしたの?」



「どうしたのって...私にジュース、買っ
 てきてくれたんでしょ?それ」



 指差す方向を僕も見る。

 


 そっか。
 
 千春ちゃん僕のこと気遣ってまた

 戻ってきてくれたんだ。



 なんだ...。



「いいよ。これ僕が飲むから。みんなと
 一緒に行ってきて?」



 千春ちゃんも、

 そのほうが


 いいんだ―――――....




「いやっ!!」



 突然声を荒げる千春にびっくりして

 一歩後ろに下がった。




 なんで??


 千春ちゃんはみんなといるほうが



 僕といるときより、絶対、




 楽しそうなのに―――...


 

 
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