恋愛部☆番長組
「失礼しまーす!」
「...失礼します」
やっぱり、どこか具合が悪いのかな。
いつもより元気がない。
保健室の中に入ると、中年の女性が
一人、こっちを向いて微笑んだ。
「いらっしゃい!今回はどうしたの??」
「あ、はい。なんか大地君の具合が悪
そうなので寝かせてやってくれません
か??」
ちらっと大地をみると、私と目が合う
のにふいっと逸らされる。
...逸らされた??
「そーゆーことなら仕方ないわね......
ホラッ。そこのベッドに横になりな」
「...はい...」
少し寝れば、よくなるかな??
...早く良くなっていつもの大地君に
会いたいよ...。
「じゃ、私はコレで―――」
「千春はそこにいて」