恋愛部☆番長組




 ドクンッ―――


 え...。今、大地君が、私の名前を、

 呼び捨てで、呼んだ??



「ど、どうしたの大地君!!急に呼び捨て
 で呼ぶからびっくりしたよ。も~...」




 照れ隠しでわざとらしく私は言う。



「...傍にいてほしい。ダメ?」




 ぎゅっと手を握られ、見つめられる。

 その瞳でじっと見つめられると、私は

 言葉が、でなくなる。




「あ....うん」


「そっか...いいよ。ごめんね。迷惑
 かけて―――」


「め、迷惑とかじゃないよっ!いいよって
 言ったの!」














「ねえ。私もいるんだけど....元気なら
 教室に戻ってもらうわよ??」




 途中、声が入ってきて私たちはとっさに

 手を離した。



 ~~~っ!!///わ、私ってば///


< 187 / 352 >

この作品をシェア

pagetop