恋愛部☆番長組




 はぁ...なんか行きづらいな。
 
 梓がその気がないとしても、大地君の

 方が気があったりしたら、

 ...嫌だし。




 扉の前で足が止る。

 目の前には“恋愛部”と書かれていて

 ドアノブを握り締めた。



「?千春入らないの??」



「えっ!?ううんっ」



 
 ガチャっとドアを開けると、みんなが

 こっちを向いた。



「おう。遅かったな千春。今まで
 何処に――...誰?そいつ」


「は、はじめましてっ!!私千春の友達の
 森宮梓ですっ!!///」



 
 近くの黒いソファに寝転がってる立花

 に梓は顔を赤らめて挨拶した。




「梓ちゃんか~♪可愛い名前だね~」



 私と初めて会った時のように天野は

 そっと梓のあごを持ち上げた。 





 天野君って...初めて会った人に

 毎回そんなことしてるんだ...

 天野君って...意外と、軽い人?




< 191 / 352 >

この作品をシェア

pagetop