恋愛部☆番長組
いつもの道。
夕暮れで、空がオレンジ色に染まる。
私の隣には大地君がいて―――...
だけど、今日はいつもより
無言。
「......」
「―――..ねえ、大地君?」
「.........」
もうっ!!
さっきからこればっかりっ!!
よーし、ここは...。
ぎゅっと大地の手を握った。
「えっ!?////な、何!?」
「やっと気づいてくれた。もう、今さっき
からずっと名前呼んでるんだよ??」
「あ、そっか。ごめんね?千春ちゃん」
これだ...。
私はこの大地君のしゅんとした顔がダメ。
何も言えなくなっちゃう。
「ううん...」
だ、ダメダメ!!いつもそうじゃない!