恋愛部☆番長組
思い出作り
「千春ちゃんっ、早く早くっ!!」
「ま、待ってよ大地君っ」
大地君の足の速さに私は置いてけぼり。
「あ、ごめん」って焦りながら戻ってきて
私の手をそっとつないだ。
「じゃ、一緒に行こうか」
少し大人びた言葉としぐさにドキッと
する。
「う、うん...」
今日は、ゲームセンターで何をする
んだろう??
しかもここ、遊園地の中だし。
「あ、ゲームセンターあったっ!!
プリとろうよ千春ちゃんっ!!」
「あ、待ってっ!]
手をつないだまま、ゲームセンターの
中へと入って行った。
プリクラ機を発見して400円、私と
大地君が半分半分入れるとすぐに始まる。
“中央の真ん中に寄ってね?”
音がすると共に、大地君が私を引き
寄せる。