恋愛部☆番長組
...大地君―――っ...。
「あっ!じゃ帰りは歩いて帰ろうよ!!
僕千春ちゃんと、まだ一緒にいたい」
「う、うん...」
楽しそうな顔はすぐに大人びた顔に
なる。
最近じゃ大地君のほうが本当に大人
に見えてしまうから少し寂しく
思うのも増えた。
「...千春ちゃんの手、やわらかい」
「ど、どうしたの急に...///」
「ううん。ただなんとなく」
最近の大地君は、変だ。
まるでコレが最後みたいな言い方をする。
ただ切なくて
ドキドキして
手をつなぐたび
私に微笑むあなたの顔をみるたびに
私はあなたでいっぱいだった―――...
「千春ちゃん。ごめん。僕そろそろ時間
みたいだ」
「え?あ、帰るの?じゃあ―――」