恋愛部☆番長組
「もう、君と仮の関係を辞めようと思う。
ごめんね」
「大地――――...」
優しかった大地。
可愛くて仕方が無かった大地。
いつも私を喜ばせようとする大地。
私に、プレゼントをくれた大地―――...
全部を、私に忘れろって言うの?
全部、全部私の中にこんなにも残って
いるのに。
私に見向きもせずに通り過ぎる大地。
「待っ――」と追いかけようとしたら、
大地は、
血を吹いて、
地面に倒れていた。