恋愛部☆番長組
~大地side~
「あれ、夢?」
起きたら、自分の部屋で寝ていた。
「...夢じゃない」
テーブルの上にはちゃんと、僕と千春
ちゃんが遊びに行ったときのプリクラ
写真があった。
「そっか。夢じゃない...えっ!?夢じゃ
ないってことは僕どうなったのっ!?」
そんな時ガチャっと誰かが入ってきた。
ここは僕一人だから誰も入らないはず。
「大地君、起きたんだ。おかゆ、作っとい
たから食べてね」
エプロン姿の千春ちゃんが
僕に微笑んでおかゆを運んできた。
...そっか。
僕あの後倒れて――――...
「...ありがとう千春ちゃん」
「え...?」
こんな僕を選んでくれて。
こんな弱い僕なんかを。
きっと、彼女が苦しむはずだから――。
僕は―――...言うよ。