恋愛部☆番長組





 期待していた自分がバカみたいに思え

 て扉を閉めようとすると―――



「「大地なら屋上」」



 声をそろえた4人は目と目を会わせて

 笑う。




「え...今、なんて...」


「だ~から、大地なら屋上っつってん
 だろ~?このボケ女っ」



 立花君が言ってくれて、ようやく
 
 わかった。



「わ、私行って来るっっっ!!!!」



「おう」



 
 なんで大地君がいるのかはわからない

 けど、大地君が生きてるって思ったら

 すごく




 すごく

 すごく


 嬉しかった。



 走ってる自分の足

 待ってくれてる大地君がいる。



 
 こんなに嬉しいことなんて、ない。






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