恋愛部☆番長組




 制服に着替えてしぶしぶ天野について

 いくと、ぴかぴかで綺麗な赤い車が

 どーん、と玄関に止められていた。




「...こ、コレ天野くんのなの??」



「うん。そうだよ。さ、乗って?」



 助手席をスマートに開けてくれる。

 


 天野君って、なんか手馴れてそう。

 一体、いくつの人と付き合ってきた

 んだろう...??




「どうしたの?乗らない?」


「い、いえっ乗りますっっ!!///」


 ダメだ。
 こんなこと考えてちゃ。




 結局私は車に乗ることになって

 初めての男の人の車にドキドキと
 
 心臓を高鳴らせる。



「男の車ははじめて?」


「は、はいっ!!」


「ハハっ。そんなに緊張しなくてもいい
 よ。イスでも倒してリラックスして?」



 そ、そんなことできないですよおぉ!!



 固まってだんだん肩が痛くなってくる。
 
 これがまさに、筋肉痛?





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