恋愛部☆番長組
それにしても。
やっぱり天野君ってかっこいい。
ハンドルを握っているのが絵になる
くらい見とれてしまう。
「そんなに熱い視線されちゃったら俺
何するかわかんないよ?」
「っっ!!ち、違いますっ!!///」
き、気づかれてたっ
気づかれてたっっ!!////
ドッキドッキドッキと心臓が張り裂け
そうなほど音をたてる。
天野君を一言で言うと...
風が吹くたびに揺れる髪。
白く透明のような肌。
誰でも恋に落としそうな唇。
その目で見られたら、誰もが
天野君の虜になる――――
って一言にならないしっ!!
「...千春ちゃんは可愛いね」
「え?」
今天野君なんて言ったの?
バイクが丁度通ったから、よくわからな
かった。
「ううん。なんでもないよ。さ、そろ
そろ学校につくから準備しててね?」
「あ、はい....」