恋愛部☆番長組
私の学校。
生徒全員が登校している玄関前。
車はゆっくりと止まり、私はシート
ベルトをはずした。
「じゃ、ここでね♪」
「え?天野君も一緒に行かないの?」
そういうと、にっこりと笑って
「俺ね、実際は高校生じゃないの。歳は
言えないけどね♪」
そ、そうなんだ。
知らなかった...。
天野は先に降りて、私が不思議に思って
ると、天野は助手席のドアを開けた。
「さ。お姫様」
「お、お姫様って...///」
なんて恥ずかしいセリフをさらっと
言えるの!?
「お手を」
「....どうも...」
つられて私も私だけど、天野の手をとって
玄関で見送りしてくれた。
こ、こんなど真ん中で...。
視線が痛い。
「じゃーな。放課後」
「え?うん...」
少し、寂しく思えた。