恋愛部☆番長組



 俺も忘れたはずだった。
 
 忘れようと必死に自分で君のいない所

 にきたはずなのに、


 また、戻ってくるなんて、ね。



『っ...ゆうくんなんて、大っ嫌いっ!!』



 未だにその言葉に胸が痛む。

 

『ゆうくん、どうしたの?泣いてるの??』



 心配そうに見つめる君に。




『ねぇゆうくんっ!』



 楽しそうに遊ぶ、小さかった君に。



『ゆうくんっ!!』



 笑った君の笑顔に、俺はいつも助けられて

 泣いてばかりで。







 大好きだった。

 





















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