恋愛部☆番長組
「あ、いえ別に...」
「そうかぁ?なら行ってよし」
「はい...」
まだ寝ぼけてるのかな。
なんか、眠いや。
「花園っ!」
「?」
振り返る私。
そこには腕を組んで優しく笑う先生が。
「...なんかあれば俺を頼れよ」
「...はい」
なんとなくドキドキ。
年上のフェロモンかな?
少し、いつもの先生のはずの西原先生が
かっこよく見えた。
「し、つれいしました」
ガラガラピシャンッ!!
な、な、何だ今の笑顔。
びっくりした...。
一様天野君の彼女なはずなのにドキドキ
してる自分がいる。
期待してる自分がいる。
もしかして、先生って私のことが
好きなのかな、なんて。
「...ないない」
職員室を後にして放課後の
いつもの恋愛部へ走った。